【7月21日 AFP】シリア首都ダマスカス南部に、イスラエルがミサイル攻撃を行い、イランが支援する武装勢力の戦闘員5人が死亡したと、在英の人権監視団体が21日、明らかにした。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、20日夜に発射されたミサイルは、シリア政府軍やイランの支援を受ける武装勢力が保有する複数の兵器庫と軍事拠点に着弾。

 これにより、武装勢力の非シリア人戦闘員5人が死亡し、さらに戦闘員11人が負傷。うちシリア人の2人が重体だという。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)は、ミサイルはイスラエルが占領するゴラン高原(Golan Heights)上空から複数の戦闘機によって発射され、この攻撃でシリア政府軍兵士少なくとも7人が負傷したと報じている。

 イスラエル軍報道官はAFPの取材に対し、同軍は「外国の報道についてはコメントしない」と述べた。

 2011年にシリア内戦が始まって以来、イスラエルはシリアに対し、何百回ものミサイル攻撃を行っている。(c)AFP