【7月23日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)カシュガル地区イェンギサール県では7月になり、アンズの実が熟している。道端に立ち並ぶアンズの木には黄金色の実が鈴なりで、香りが辺り一面に広がっており、果樹農家は現在、収穫に追われている。

 同県は新疆南部のタリム盆地の果樹園地帯に位置し、長いアンズ栽培の歴史を持っており、栽培面積は15万ムー(1万ヘクタール)に達している。現地の生産加工工場では、収穫したアンズを自動洗浄機と自動種抜き機に投入し、その後現代化天日干し場で乾燥させ、包装後に出荷している。こうした高付加価値加工や産業チェーンの延長のおかげで、アンズ製品の付加価値は大幅に上昇した。

 同県では、今年のアンズの生産量は4万2千トンとなり、農民1人当たり1200元余りの増収につながると見込んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News