【7月21日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席を公然と批判し、名門大学を解任された元法学教授に対して、卒業生数百人が支援に乗り出し、10万元(約150万円)超を集めたことが分かった。

 首都北京の清華大学(Tsinghua University)で20年以上にわたって教壇に立っていた許章潤(Xu Zhangrun)氏(57)は、同大学の卒業生600人弱へ宛てた公開書簡を執筆し、支援に謝意を表した。

 今年6月、警察によって突然、1週間近く拘束され、その後教授職を解任された。

 だが、書簡の中で許氏は、寄付金はより必要としている人々に贈られるべきだと記した。

 許氏は「私は60歳に近づき、視力は弱っているものの、体は健康なままで、働いて食いぶちを稼ぐことができる」とし「私の研究活動は制限されるが、私の思考がやむことはないし、売文業で生計を立てるつもりだ」と書いた。

 19日付のこの書簡はソーシャルメディア上で拡散。AFPは匿名を希望する同氏の友人によって本物であることを確認した。

 AFPが確認した15日付の公文書によると、許氏が書いた文章が、教育省によって発布された教員の行動規範に違反したとの理由で、清華大学から解雇された。

 この公文書にはまた、許氏が昨年成都(Chengdu)を訪れた際に買春を持ちかけた疑いを警察から掛けられていることについても触れている。同氏の友人らは以前、この疑惑について「ばかげており恥知らず」だと一蹴している。

 中国政府は過去にも、反体制派や活動家らに性犯罪の疑いを掛けたことで批判を受けてきた。

 許氏の友人2人は以前、AFPの取材に対し、同氏は今月12日、買春容疑に関連して1週間近く拘束されたのちに釈放されたと答えていた。(c)AFP