【7月23日 Xinhua News】中国は新型コロナウイルスによる厳しい試練、複雑で変化に富む国内外の環境と向き合い、投資対効果の高い投資を積極的に拡大することで、質の高い経済成長を持続させるためのエネルギーを注入している。

 中国ではこのところ、中央予算内資金による投資が集中的に発表された。公衆衛生分野の予防・抑制・治療体制強化に456億6千万元(1元=約15円)、高規格農地整備に165億元を投じるほか、8省・自治区・直轄市の深刻な被害を受けた被災地への緊急支援として、水害被害を受けた施設の修復・再建に5億2千万元を2回に分けて投じるなどとしている。

 今月8日に開かれた国務院常務会議では、洪水の防止と減災、水資源配分の最適化、水環境の保護・修復などをめぐり、今年以降の重点水利プロジェクト150件の建設に関する検討が行われた。

 市場化された投融資の仕組みを整備し、良好なビジネス環境をつくり、民間企業の平等な関与を支持し、民間投資をより一層誘致することが投資のスタミナを維持する上でカギとなる。集計によれば、上半期の民間投資は前年同期比で7・3%減となったが、減少幅は1~5月から2・3ポイント縮小している。(c)Xinhua News/AFPBB News