【7月21日 AFP】台湾の台北市立動物園(Taipei Zoo)で先月末に生まれたばかりのパンダの赤ちゃんは、誕生の際に背中に小さな傷を負ったため、保育器に入れられて飼育員らが世話をしている。
 
 こうしたことから母親パンダの「円円(Yuan Yuan)」が赤ちゃんの世話や授乳ができなくなったため、動物園の獣医師らは円円と赤ちゃんの絆を維持しようと、パンダの赤ちゃんの形をしたぬいぐるみを製作した。

 
 同動物園の広報担当者は「母親パンダが赤ちゃんの世話をずっとしていないと、自分の赤ちゃんをよその赤ちゃんとみなしてしまう可能性がある。円円の母性を可能な限り維持できるように、私たちはぬいぐるみや道具を使い、母親と赤ちゃんの『相互作用』を育もうとしている」と話した。

 円円と赤ちゃんの映像は同動物園提供、撮影日不明。ぬいぐるみの映像は20日撮影。(c)AFP