【7月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は20日、来季のリーグにリーズ・ユナイテッド(Leeds United)のマルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)監督が加わることは「素晴らしい」と述べた。

 フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)やイタリア・セリエAのラツィオ(SS Lazio)、アルゼンチン代表といったチームを指揮してきたビエルサ監督は、リーズの17年ぶりとなるプレミア昇格をけん引。18日にはチャンピオンシップリーグ(2部)優勝を果たし、チームに1992年以来となるタイトルをもたらした。

 64歳の老将をこれまでも称賛してきたグアルディオラ監督は、同指揮官がプレミアリーグに与え得る影響を確かめることを心待ちにしている。

 グアルディオラ監督は報道陣に対し「彼と話したり会ったりする機会を何度か得られたのはとても幸運だった。世界に目を向けても、独自の倫理観や振る舞い、特別な指導法を兼ね備えた彼は本物の監督だ」とコメントした。

「どの監督も彼のようには指揮できない。彼のチームはいつだって信じられないほど個性が強い。誰もまねできない。それが彼を非常に特別な存在にしている」

「私はビエルサ監督の下でプレーしなかったが、彼の指導を受けた何人もの選手の話や影響、意見を知っている」「個人的な意見だが、来季のプレミアリーグに彼がいてくれて、それによって彼やチーム、その指導法から学べるというのはイングランドサッカーにとって素晴らしいことだと思う」

 テンポの早い攻撃的サッカーへのこだわりを広く称賛されているビエルサ監督だが、頻繁にタイトルを獲得しているわけではない。

 しかし、かつてスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)やドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を率い、これまで29のメジャータイトルを手にしてきたグアルディオラ監督は、そのことは関係ないと主張している。

「監督としての知識は、収めた結果によって決まるものではない」「メディアや人々は結果で判断するが、選手はその人が持っている知識を見て監督を評価する」「彼の下でプレーした選手の話から、このマルセロ・ビエルサという監督の質やその知識について疑う余地はない」 (c)AFP