【7月21日 AFP】スリランカ北部州にあるジャフナ大学(University of Jaffna)の女性研究員(32)が19日、野生のゾウに踏まれ、翌20日に死亡した。スリランカでは全土で類似した事故が多発している。

 現地警察によると女性研究員は19日、同州キリノッチ(Kilinochchi)県にあるジャフナ大の宿舎に戻ってきた際、襲いかかってきたゾウに踏まれて頭部を複数か所損傷し、搬送先の病院で20日に死亡した。一緒にいた友人は逃げて無事だったという。野生動物当局がこのゾウを追跡しようとしたが成功しなかった。

 スリランカの辺境地帯では、ゾウに襲われる事故は珍しくない。政府統計によると、ゾウの襲撃による昨年の死者は計121人で、一昨年の96人から増加している。(c)AFP