【7月21日 Xinhua News】中国上海市には現在約380軒の映画館があり、館内でのサービスに従事するスタッフは2万人を超えている。倪暐(Ni Wei)さんもそのうちの一人。

 映写設備の調整や3Dメガネの消毒、案内板の設置など、倪さんは館内を奔走しながらも興奮をにじませ、「180日近く休業してきたが、ようやくまた観客を迎えられる」と語った。数日間の心沸き立つ準備の末、20日から倪さんの勤務先の映画館では五つのスクリーンで上映再開となった。

 中国国家電影局は16日、「新型コロナウイルス感染症流行の予防・抑制の常態化を前提とする映画館再開の秩序ある推進に関する通知」を発表した。同通知は、各種予防・抑制措置が効果的に実施されることを条件に、感染低リスク地区の映画館に20日からの秩序ある営業再開を認めている。(c)Xinhua News/AFPBB News