【7月20日 Xinhua News】中国国家文物局は18日、16日までに江西（Jiangxi）、安徽（Anhui）、湖南（Hunan）、四川（Sichuan）、広西チワン族自治区（Guangxi Zhuang Autonomous Region）、湖北（Hubei）、重慶（Chongqing）、広東（Guangdong）、福建（Fujian）、貴州（Guizhou）、浙江（Zhejiang）の各省・自治区・直轄市に分布する500カ所余りの有形文化財（建造物）が水害による被害を受け、うち「全国重点文物保護単位」（国宝・重要文化財に相当）指定が76カ所、省クラス指定は187カ所に上っていることを明らかにした。

　同局の宋新潮（Song Xinchao）副局長は「今年の増水期に被災した文化財は広範囲におよび、件数が多く、損失も大きい。ここ数年で最も深刻な被害となっている」と説明した。長江流域の省・自治区での被害が深刻で、うち江西160カ所、安徽144カ所、湖南62カ所、四川41カ所、広西チワン族自治区35カ所、湖北31カ所では、古い橋の流失や古城の城壁の倒壊、文化財指定建造物の崩壊など、甚大な被害が相次いだ。(c)Xinhua News/AFPBB News