【7月19日 Xinhua News】中国上海市で毎年開催される世界的なアニメ・ゲームイベント「中国国際アニメーション・ゲーム博覧会(CCG EXPO)」が16日、上海世博展覧館で開幕した。新型コロナウイルス発生後に上海で開かれる初の大型アニメ・ゲームイベントで、文化クリエーティブ市場の回復ぶりを示す形となった。

 中国文化・観光部と上海市人民政府の主催で、毎年7月に開催されている。新型コロナ対策が長期化する中、騰訊控股(テンセント)傘下の動画配信サイト騰訊視頻(テンセントビデオ)や上海メディアグループ(SMG)傘下の東方明珠新媒体(オリエンタルパール・グループ)、おもちゃメーカーのホットトイズ、日本のバンダイナムコホールディングスなど国内外の計250社が参加。会場面積は約5万平方メートルで「アニメ」「漫画」「ゲーム」「文学」「オンラインコミュニティー」「関連グッズ」の6エリアに分かれている。

 入場券は記名式で事前予約が必要。来場者は入場時に新型コロナ感染の恐れがないことを証明する「健康コード」を提示し、検温を受ける。マスク着用者のみ入場可能。

 組織委員会によると、今年は日本のおもちゃメーカー壽屋(コトブキヤ)など海外勢が中国本土市場で初公開となる人気グッズを取りそろえている。中には世界初公開となる製品もあるという。

 会場に足を運べないアニメ・ゲームファン向けにライブ配信も実施。映画・テレビ、アニメ、ゲームなどの専門家や関係者を招いて「文化クリエーティブ産業」「コロナ後の社会」「垣根を越えた国際協力」などをテーマに話し合うコンテンツを通じ、視聴者に最新の業界動向を解説する。会期は20日までの5日間。(c)Xinhua News/AFPBB News