【7月24日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)桂林市(Guilin)北部に位置する猫児山(びょうじさん)国家級自然保護区の管理処はこのほど、保護区内の赤外線カメラ映像と目撃情報により、ヒョウ、ウンピョウ、コビトジャコウジカ、ツキノワグマなど国の重点保護動物が頻繁に姿を現し、保護活動の成果が出始めていることを明らかにした。

 同保護区はここ数年、複数の措置を講じ、保護区と地域住民が協力して運営管理する野生動物保護モデルの構築に力を入れている。60人余りの専任パトロール隊員による徒歩での巡回に加えて、小型無人機、赤外線カメラ、煙感知器などハイテク機器を使用し、生態安全観測と早期警戒を強化、同時に幅広い周辺社区(コミュニティー)住民を動員し野生動物の観測と保護活動を行っている。

 同保護区の総面積は1万7千ヘクタール余り、森林面積1万5千ヘクタール余り。標高2141・5メートルの主峰、猫児山は越城嶺山脈の最高峰で「華南の頂」とたたえられる。現在、保護区内では345種の野生脊椎動物、3300種以上の昆虫、2484種の維管束植物が確認されている。(c)Xinhua News/AFPBB News