仏ショービズの女王、ジジ・ジャンメールさん死去 96歳
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【7月17日 AFP】フランスのダンサー、歌手で、その優雅さと美貌でショービジネス界の女王とうたわれ、世界的な人気を博したジジ・ジャンメール(Zizi Jeanmaire)さんが17日、スイスで死去した。96歳。遺族がAFPに明らかにした。
ジャンメールさんはバレエやキャバレー、ミュージカル、映画などで活躍。その役の多くは、著名な振付師だった夫のローラン・プティ(Roland Petit)さんがジャンメールさんのために生み出した役だった。プティさんは2011年に亡くなっている。
ジャンメールさんは、1949年にプティさんが発表した現代版「カルメン(Carmen)」で主役を務め、パリや英ロンドン、米ニューヨークで上演されるとセンセーションを巻き起こした。この舞台にジャンメールさんは短髪で登場し、以来ショートヘアがトレードマークになった。
ジャンメールさんの映画での代表作には、1952年の『アンデルセン物語(Hans Christian Andersen)』や、1956年の『夜は夜もすがら(Anything Goes)』などがある。
ジャンメールさんの娘によると、9月に追悼式が執り行われる予定だという。(c)AFP