【7月17日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のめい、メアリー・トランプ(Mary Trump)氏の執筆した暴露本が、発売初日に米国内だけで100万部近くを売り上げたことが明らかになった。出版元サイモン&シュスターが16日、発表した。

 14日発売の「Too Much and Never Enough: How My Family Created the World's Most Dangerous Man(仮訳:トゥーマッチ・アンド・ネバーイナフ──私の家族はいかにして世界で最も危険な男を生み出したのか)」は、予約販売とオーディオ版、デジタル版を合わせて95万部を売り上げ、同社の社内記録を塗り替えたという。

 同書は、親族から見たトランプ氏をお世辞抜きに描いた初の書籍。トランプ氏の一番上の兄、故フレッド・トランプ・ジュニア氏を父に持つメアリー氏は臨床心理学者で、トランプ氏について自信過剰で無知だと批判。ナルシシスト(自己愛人格)の臨床基準に当てはまると指摘している。

 ホワイトハウス(White House)はこの回顧録を「作り話」だと非難している。

 サイモン&シュスターは既に増刷を決定しており、発行部数は米国内で115万部に達する見通し。同書はアマゾン・ドットコム(Amazon.com)のカナダとオーストラリアのウェブサイトでも売り上げ1位に躍り出ている。(c)AFP