【7月17日 Xinhua News】中国外交部サイトによると、中国の陳暁東(Chen Xiaodong)外交部長助理(次官補)は16日、オンラインで行われた中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)ブルーエコノミー・パートナーシップ・シンポジウムの開幕式に出席し、あいさつした。

 陳氏は次のように強調した。中国ASEANブルーエコノミー・パートナーシップは「中国ASEAN戦略パートナーシップ2030年ビジョン」で決まった重要な目標の一つだ。ASEANと海洋協力の大計を話し合い、海洋発展・繁栄を共に促し、中国ASEAN協力の新たな高地を築き、双方人民により多くの幸福をもたらすことを目的としている。

 陳氏は次のように指摘した。中国ASEANブルーエコノミー協力は時宜を得たもので、「ポスト・コロナ時代」の各国と地域の発展ニーズにかない、持続可能な発展の活力と強じん性を高め、経済回復と民生改善を促すのに役立つ。双方の海上協力の基礎は厚く、ブルーエコノミー・パートナーシップの樹立は協力メカニズムを一段と豊かにし、整えるものだ。関係の協力は協議一致を堅持し、相互尊重、対等協議、開放・包摂、互恵・ウィンウィンなどの原則を堅持し、海洋生態保護、海洋科学技術イノベーション、海洋防災減災など経済や民生、社会、人文(人と文化)分野に重点的に焦点を当てる。中国はASEANと緊密な意思疎通を続け、ブルーエコノミー・パートナーシップを推進し、今後の協力の重点と方向をしっかり計画することを願っている。

 シンポジウムは中国のASEAN駐在使節団と中国ASEAN関係調整国フィリピンのASEAN駐在使節団の共催で、各国とASEAN事務局の高官、専門家、学者がブルーエコノミー・パートナーシップの内容、原則、協力などについて深く協議し、協力の共通認識(コンセンサス)を一層固めた。(c)Xinhua News/AFPBB News