仏聖地ルルド、初のオンライン巡礼 8千万人参加
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【7月17日 AFP】フランス南西部にあるキリスト教カトリックの聖地ルルド(Lourdes)で16日、史上初となるオンライン形式の巡礼が行われた。新型コロナウイルスの危機を受けたもので、世界中から8000万人がインターネットを通じて参加した。
ルルドには毎年夏になると世界各地から多くの巡礼者が訪れ、聖母マリア(Virgin Mary)が現れたとされるこの地にろうそくをともす。しかし、新型コロナウイルスの世界的な流行で国際線の運航が停止し、多くの国境が封鎖され、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)の措置が取られる中、別の手段を講じる必要があった。
「ルルド・ユナイテッド(Lourdes United)」と名付けられたオンライン巡礼では、テレビやソーシャルメディアを通じてミサや祈りが5か国語で終日配信。午後には、1858年に聖母マリアが少女ベルナデッタ・スビルー(Bernadette Soubirous)のもとに出現したとされる18回目で最後の日に合わせ、洞窟からミサがライブ中継された。
この洞窟には病気を治すといわれる泉が湧き出ており、巡礼者はその水を飲む。
テレビでルルドの映像を視聴する人は増加しており、約15万人に上る日もある。フェイスブック(Facebook)のフォロワー数は約5倍になり、新たに開設したツイッター(Twitter)やインスタグラム(Instagram)のアカウントもフォロワーが急増している。
ルルドは2か月間の閉鎖を経て5月16日に再開したが、今夏の巡礼はほぼ全て中止となっており、個人の巡礼のみ受け入れている。(c)AFP/Catherine BOITARD