【7月17日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは16日、第36節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はアウェーでクリスタルパレス(Crystal Palace)に2-0で勝利。来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権争いが激化する中、ユナイテッドは同日にシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)を2-0で下したレスター・シティ(Leicester City)に再びプレッシャーをかけた。

 先に行われた試合で同じくトップ4入りを目指すレスターが勝利したため、勝ち点を取りこぼせなかったユナイテッドだが、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)とアントニー・マルシアル(Anthony Martial)がゴールを挙げ、しっかりとした反応を見せた。

 直近6試合で5勝目を挙げたユナイテッドは、勝ち点で4位レスターと並んでいるものの得失点差で5位となっており、3位チェルシー(Chelsea)には1ポイント離されている。

 チャンピオンズリーグに出場できなければ経済的な打撃を受けるのは確実であるため、リーグ戦のラスト2試合、ユナイテッドには大きな重圧がかかることになる。

 19日にチェルシーとのFAカップ(FA Cup 2019-20)準決勝に臨むユナイテッドは、22日にホームでウェストハム(West Ham)と対戦し、26日にはアウェーでレスターとの直接対決を控えている。

 来月に再開されるヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)で優勝しても、ユナイテッドにはチャンピオンズリーグの出場権が与えられる。

 ホームにシェフィールドを迎えたレスターは、アヨセ・ペレス(Ayoze Perez)とデマレイ・グレイ(Demarai Gray)のゴールで、3試合ぶりの白星を手にした。一方、ヨーロッパリーグの出場権獲得を目指すシェフィールドにとっては、5試合ぶりの痛い黒星となった。

 また、アストン・ビラ(Aston Villa)は敵地でエバートン(Everton)と1-1で引き分け、残留に向けて大きな痛手を被った。

 19位を維持することになった昇格組のビラは、2試合を残して残留圏から3ポイント離されており、あっさりと2部に逆戻りする重大な危機にひんしている。

 降格圏のすぐ上の順位につけるウェストハムとワトフォード(Watford FC)は、17日に直接対決を控えている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS