【7月17日 AFP】19-20スペイン1部リーグは16日、第37節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の2ゴールでビジャレアル(Villarreal CF)を2-1で下し、1試合を残して34度目のリーグ優勝を決めた。

 後半のPKを含め、ベンゼマがホームのアルフレッド・ディ・ステファノ・スタジアム(Alfredo Di Stefano Stadium)で2得点を奪ったレアルは、2位FCバルセロナ(FC Barcelona)に7ポイント差をつけ、同チームの3連覇を阻止した。

 同日のオサスナ(CA Osasuna)戦に勝利し、レアルがつまずくのを願う必要があったバルセロナは、ホームでリオネル・メッシ(Lionel Messi)が華麗なFKを決めるも1-2で敗れ、薄れつつあった逆転優勝の望みはついえた。

 レアルにとっては、これが直近12シーズンで3度目のリーグ制覇となる。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による中断が6月11日に明けてからの10戦では全勝しており、この間4失点しか喫していない。さらに相手に一度もリードを許していないなど、容赦ないほどの好調を維持している。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「プロキャリアの中でも最高の一日だ」「ロックダウン(都市封鎖)などいろいろあった中で、本当に信じられない」とコメント。

 今回の優勝は、1期目の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇に勝るかと問われると、「何にも勝る。ラ・リーガを制するにはとてつもない努力が必要になる。38試合を戦った後に他のチームよりも勝ち点が高いなんて、本当に素晴らしい」と答えた。

 また、DFセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)は「われわれが続けてきたあらゆる努力が報われた結果であり、それに対する報酬」「まだ1試合あるし、11戦11勝で締めくくりたい」と話した。

 一方、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長は今週、来月に行われるチャンピオンズリーグのナポリ(SSC Napoli)戦でもキケ・セティエン(Quique Setien)監督は指揮すると述べていたが、オサスナ戦でルイス・スアレス(Luis Suarez)を2試合連続で先発から外した判断は、疑問視されるだろう。(c)AFP