【7月24日 AFP】新型コロナウイルスの流行により、世界的にオンライン会議の導入が増えているが、対面式の会議より冗長だと感じることがある。そんな時は、カナダで暮らすロバが画面上に現れ、助けてくれるかもしれない。

 ロバの名前はバックウィート(Buckwheat)。12歳の雌で、カナダ・アクスブリッジ(Uxbridge)にある動物保護施設「ファームハウス・ガーデン・アニマル・ホーム(Farmhouse Garden Animal Home)」で暮らしている。

「バックウィートはお金を稼ぐためにオンライン会議に乱入し、会議を中断させている」と同施設のボランティア、ティム・フォース(Tim Fors)さんは話す。「施設に寄付をしてもらえれば、バックウィートが会議に乱入する。ほぼ募金活動みたいなもので、これで新型コロナウイルス流行下でも牛たちに餌をやることができている」とも語った。

 バックウィートなどに会議を中断してもらうには、同施設のウェブサイトで申し込みフォームに入力し送信すればいい。ビデオ会議サービス「ズーム(Zoom)」で10分間動物たちを登場させる場合、費用は75カナダドル(約6000円)だと、同施設の共同創設者は地元誌「トロント・ライフ(Toronto Life)」に語っている。

 映像は6日撮影。(c)AFP