【7月17日 Xinhua News】中国貴州省(Guizhou)黔西南(Qianxi'nan)プイ族ミャオ族自治州望謨県(Wangmo)の打易鎮(Dayi)辺王村は、高い山と深い谷に囲まれた森林資源が豊富な地域。森に生息するオオスズメバチの亜種「紅娘スズメバチ」は巣穴を掘ることに長け、性格は攻撃的で、針で刺されると命に危険を及ぼすため、地元の人々からは「地雷蜂」と呼ばれている。

 他人からは煙たがられる「地雷蜂」であっても、同村に住む王小良(Wang Xiaoliang)さんから見れば、「地雷蜂」は豊かさをもたらす「新たな仲間」。王さんは同省興義市(Xingyi)で養蜂技術を学び、昨年地元に戻って養蜂を始めた。同時に、養蜂エリアから数メートル離れた場所に黒いネットを張って、人や動物が迷い込むのを防いだ。

 王さんによると、養蜂は卵、幼虫、さなぎ、成虫の4段階を経る。越冬から覚めた女王バチが巣を作り、産卵し、生まれた働きバチが約20匹になると、働きバチを野に放して自力で成長させる。一般的にはメーデー(5月初め)の前後に放ち、中秋節(旧暦の8月15日)の頃に、さなぎ20~25キロを収穫できるようになる。雲南省(Yunnan)と貴州省では、さなぎはグルメとしてよく知られ、市場での需要が高く収益も比較的良いという。

 より多くの村民に収入増をもたらすため、王さんは30万元(1元=約15円)を投資して養蜂基地を建設。村の農民専業合作社(協同組合)と協力し、貧困層の人たちが紅娘スズメバチの養蜂で配当金を得られるよう取り組んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News