【7月19日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)オルドス市東勝区にあるオルドス青銅器博物館には、「オルドス青銅器」を中心に青銅器2万点余りが展示されている。オルドス青銅器とは、中国北方の長城沿線で発見された春秋時代から前漢前期(紀元前8〜2世紀)に制作された青銅または金・銀製品を指す。その名はオルドス地域で最も早期に、最もその時代の特徴を備えた器物が発見されたことに由来する。学界では「北方系青銅器」や「中国北方青銅器」とも呼ばれる。

「オルドス青銅器」は種類が多く、さまざまな形のものがあり、用途により兵器、生産・生活用具、装飾品および車馬器の3種類に大別される。いずれも原始的で素朴な民族風情、巧みな図案の構想、独特な芸術スタイルや特徴を色濃く残している。(c)Xinhua News/AFPBB News