【7月16日 Xinhua News】水郷で知られる中国浙江省(Zhejiang)桐郷市(Tongxiang)洲泉鎮(Zhouquan)でこのほど、弓なりに曲がった竹の先端で曲芸を演じる無形文化遺産の「高桿船技(こうかんせんぎ)」が披露された。

 演者は船上からそびえる細長いモウソウチク(孟宗竹)に命綱なしで登り、しなりながら揺れる先端部分で逆立ちや回転などの軽業を披露。18種類の連続した高難度の技を次々と決め、観客を沸かせた。演技用の竹は太い竹3本を三角形に組んだ土台で支えられ、船が揺れないよう船上には重しとなる石臼が置かれている。

 地元の郷土誌によると、高桿船技は明末清初に始まったとされる。2011年5月に第3陣国家級無形文化遺産に登録された。(c)Xinhua News/AFPBB News