■「厳しい通常」に

 新型コロナ感染症(COVID-19)によって世界の70万人以上が命を落とすなか、ノルウェーでの死者数は250人あまりにとどまっている。

 そして、高齢者の隔離やソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)による影響は新型ウイルス対策の範ちゅうを超えて奏功したとみられ、死亡率は全般に低下した。

 例えば、ノルウェーの5月の死者数は前年同月比で約6%減少し、6月は同13%減った。

 ノルウェー西部オーレスン(Alesund)にある葬儀社「Alfa Begravelsesbyra」でも、3月から5月の収入が約70%落ち込んだことを理由に、従業員5人の勤務時間を短縮し、政府からの支援を求めたという。

 事業主であるオッド・スベレ・オイエ(Odd Sverre Oie)さんと従業員らに今後の見通しについて尋ねると、社会の再開とともにノルウェーは「厳しい通常に戻る」との見方を示した。

「人口ピラミッドを考えると、今年中に死去する人がノルウェーにも一定数いることはみんなが知っている」

「秋にインフルエンザや他の感染症が流行すると、状況は元通りになるのではないだろうか」 (c)AFP/Pierre-Henry DESHAYES