【7月19日 CNS】ドイツ・ベルリン動物園(Zoo Berlin)で、同園で生まれた双子のパンダ「夢想(Meng Xiang)」と「夢円(Meng Yuan)」は順調に成長しており、体重は22キロに達しているという。新型コロナウイルス感染症により、見学時間を短縮しているが、双子のパンダは、6月末から毎日パンダ館で公開されている。

 生後10か月の「夢想」と「夢円」はドイツ国内の動物園で初めて生まれたジャイアントパンダである。親パンダである「夢夢(Meng Meng)」と「嬌慶(Jiao Qing)」は中国・四川省(Sichuan)から2017年6月にベルリン動物園にやってきた。2019年8月31日、「夢夢」から双子が生まれた。

 ベルリン動物園によると、双子の5月の体重は19キロ前後だったが、現在は22キロに達している。生後10か月のジャイアントパンダとして、歯の発育状況はすでに大人のジャイアントパンダに近づいているという。双子は毎日、主にミルクを飲んでいるが、竹も食べ始めている。ジャイアントパンダは大人になると、毎日最大20キロの竹を食べることができる。

 また、幼齢のパンダは体温調節機能が弱いため、園内に日陰に「遊び場」を設けた。園長のアンドレアス・キニエリム(Andreas Knieriem)園長は、兄弟にとって夏の間、新たに登ったり、寝たりできる場所ができた、と話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News