【7月16日 Xinhua News】米フォーチュン誌(Fortune)のグローバル500に選出されている日本の大手商社、住友商事グループの100パーセント子会社スミトロニクスは13日、中国江蘇省(Jiangsu)無錫市(Wuxi)高新区(ハイテク産業開発区)と、同社の電子基板工場プロジェクについて調印式を行った。

 同プロジェクトの第1期の投資額は20億円で、主に半導体基板の生産・販売を行い、周辺エリアに位置する日系ブランドに対するEMS(電子機器製造受託サービス)事業を行っていく。同プロジェクトは年内に稼働の予定で、その後は車載分野のEMS事業への投資を拡大していく。

 住友商事東アジア総代表補佐、上海住友商事董事長の渡部譲二氏は、同グループはスミトロニクスの無錫市における発展を引き続き全力を挙げて推進し、地元経済の高品質な発展に貢献していくと述べた。

 無錫市の蔣敏(Jiang Ming)副市長は、無錫市高新区はモノのインターネット(IoT)、集積回路など次世代の情報技術産業の発展に重点を置いており、住友商事グループなどの企業に新たな発展の機会を提供していくと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News