【7月15日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間15日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は57万4278人に増加した。

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも1317万8180人の感染が確認され、少なくとも709万6000人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 14日午前4時以降、新たに4217人の死亡と17万2069人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの733人。次いで米国(713人)、インド(553人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに13万6113人が死亡、339万4033人が感染し、少なくとも103万1939人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は7万2833人、感染者数は188万4967人。以降は英国(死者4万4968人、感染者29万1373人)、メキシコ(死者3万5491人、感染者30万4435人)、イタリア(死者3万4984人、感染者24万3344人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(66人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(55人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3605人、回復者数は7万8674人。

 地域別の死者数は、欧州が20万3285人(感染286万3908人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が14万6735人(感染342万4235人)、米国・カナダが14万4947人(感染350万2410人)、アジアが4万4687人(感染181万9605人)、中東が2万1009人(感染94万4111人)、アフリカが1万3476人(感染61万2088人)、オセアニアが139人(感染1万1828人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP