【7月15日 Xinhua News】中国が独自開発・製造した初の10メガワット(MW)洋上風力発電ユニットが12日午後9時25分、福建省(Fujian)興化湾の第2期洋上風力発電所でグリッド接続発電に成功した。同ユニットは中国国有電力大手、中国長江三峡集団と重電大手の中国東方電気集団が共同で開発した。

 東方電気集団の責任者によると、同ユニットは現在、アジア最大の単体容量を持つ世界で3番目に大きい洋上風力発電ユニットで、中国の洋上風力発電ユニットにおける単体容量の記録を更新したという。

 推計では、年間平均風速が秒速10メートルの条件において、ユニット単体で年間4千万キロワット時のクリーンエネルギーの供給が可能。3人家族2万世帯の通常電力使用量1年分を賄うことができ、石炭消費量1万3千トン、二酸化炭素排出量3万5千トンを削減できる。

 同ユニットは、完全に独立した知的財産権を有する。 東方電気集団の責任者は、同ユニットのグリッド接続発電の成功は、中国が10メガワット級の大容量洋上風力発電ユニットの独自開発・製造・設置能力を完備していることを示していると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News