【7月14日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2020)に参戦するレプソル・ホンダ(Repsol Honda)は13日、世界王者マルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)のチームメートとして、2021年シーズンからポル・エスパルガロ(Pol Espargaro、スペイン)が加わり、マルケスの弟アレックス(Alex Marquez、スペイン)がサテライトチームに降格すると発表した。

 ホンダによると、現在レッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)に所属するエスパルガロは今季終了後にチームに加わる予定となっている。今季のMotoGPクラスは、新型コロナウイルスによる中断を経て19日にスペインのヘレス・レーストラック(Jerez Racetrack)で開幕する。

 29歳のエスパルガロは、MotoGPクラスで通算104レースを経験して表彰台を1度記録。2014年のルーキーシーズンには、当時のモンスター・ヤマハ・テック3(Monster Yamaha Tech3)で自己最高の総合6位を記録した。また、Moto2クラスでは王者にも輝いた。

 一方のアレックスは、通算6度の総合優勝を誇る兄と同じチームで過ごすのは1年だけとなり、来季はLCRホンダ(LCR Honda MotoGP)に降格するものの、ホンダによればこれからもファクトリーのバイクを使用するという。

 アレックスは2019年シーズン限りで引退したホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo)氏の後任として、今季からレプソル・ホンダに加わった。LCRホンダに移籍することによって、英国のベテランライダー、カル・クラッチロー(Cal Crutchlow)はこれから新しいシートを探さなければならなくなった。(c)AFP