【7月14日 AFP】19-20イタリア・セリエAは13日、第32節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は残留争いをしているトリノ(Torino FC)に3-1で逆転勝ちして2位に浮上し、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権確保に一歩近づいた。

 後半早々にアシュリー・ヤング(Ashley Young)とディエゴ・ゴディン(Diego Godin)が得点を挙げ、60分過ぎにはラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)にもゴールが生まれたインテルは、アタランタ(Atalanta)とラツィオ(SS Lazio)を上回り、首位ユベントス(Juventus)との勝ち点差を8に縮めた。

 インテルは、11日に敵地でサッスオーロ(US Sassuolo)に敗れた不調のラツィオと68ポイントで並んでおり、勢いのある4位アタランタには1ポイント差をつけている。

 しかし、2010年以来となるリーグ優勝の可能性が低くなっているインテルにとっては、6試合を残して5位ASローマ(AS Roma)との差が14ポイントに開いているというのが最も大きな数字だろう。

 ゴディンは伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に「どういう形でもこういった試合に勝利することが重要。勝利にふさわしかったと思う」と振り返った。

「チームは今2位につけているし、勝利し続けたい。どの順位でシーズンを終えられるか見てみよう。だが、ユベントスに迫るのは難しい」

 一方、先月のリーグ戦再開から4敗目を喫したトリノは、背後を気にしなければならない状況が続いている。降格圏と5ポイント差の16位に沈んでいるトリノは16日、同じく下位のジェノア(Genoa CFC)をホームに迎える。(c)AFP