【7月14日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは13日、第35節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は試合終了間際にマイケル・オバフェミ(Michael Obafemi)にゴールを許し、ホームでサウサンプトン(Southampton FC)と2-2で引き分けた。

 週末の試合でトップ4入りを争っているチェルシー(Chelsea)とレスター・シティ(Leicester City)が共に敗れたものの、ユナイテッドは3位浮上のチャンスを逃して5位のままとなり、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権争いはさらにねじれる結果となった。

 前節、4試合連続で3点差以上の勝利を収めたプレミアリーグ史上初のチームとなっていたユナイテッドだが、この日は楽な展開にならなかった。

 序盤にスチュアート・アームストロング(Stuart Armstrong)にゴールを決められたユナイテッドはしっかりと反応し、その後マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)とアントニー・マルシアル(Anthony Martial)が数分で2点を奪って試合をひっくり返した。しかし、96分にはCKをヤン・ベドナレク(Jan Bednarek)にそらされ、最後はオバフェミに押し込まれた。

 ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、「最悪の時間帯に失点をしたが、サッカーでは起きること。強い姿勢を保ち、受け入れなければならない」「われわれ自身もそうやって何試合も勝ってきた。そうしたすべてが、チームの経験の一部だ」とコメントした。

 同日朝には、2年間の欧州大会出場禁止処分に対するマンチェスター・シティ(Manchester City)の異議申し立てが認められ、トップ4のチームだけにチャンピオンズリーグの出場権が与えられることになった。

 これにより、ユナイテッドは好調を維持するプレッシャーが高まることになったが、チームはリーグ戦が再開してからレスターとの差を8ポイント縮めており、目標達成に向けたスールシャール監督の自信は変わらないだろう。ユナイテッドは最終節でレスターと対戦する。(c)AFP