【7月14日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)が今月末のシーズン再開に備えている中で、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のスター選手であるラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)が13日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応を示したと公表した。

 2017年のシーズン最優秀選手(MVP)でNBAのビッグネームの一人である31歳のウェストブルックは、自身のツイッター(Twitter)で「チームと(米フロリダ州)オーランド(Orlando)に出発する前に受けたCOVID-19の検査で陽性が判明した」と説明した上で、気分は良いことや隔離状態に入ったことを明らかにした。

「今のところ気分は良く、隔離生活を送っている。許可が出てチームメートに合流するのを楽しみにしている。皆さんの励ましや変わらぬ支援に感謝している」「このウイルスを真剣に捉えてくれ。気をつけて。マスクの着用を!」

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による4か月間の中断を経てNBAが30日からシーズンを再開することになっている中、ロケッツでは、チームのスーパースターであるジェームズ・ハーデン(James Harden)とカメルーン代表のルーク・バー・ア・ムーテ(Luc Mbah a Moute)もオーランドに向かわなかった。しかし、チームは両選手の不在の理由については明らかにしていない。
 
 12日には指揮官のマイク・ダントーニ(Mike D'Antoni)ヘッドコーチ(HC)が、3選手は「自宅でトレーニングをしている」と話したが、チームに同行しなかった理由には言及せず、「人には事情というものがある」「理由に関して踏み込むつもりはない。本人たちのやり方がある」と述べるにとどまった。(c)AFP