【7月14日 AFP】フランス検察当局は13日、「ダークネット」と呼ばれるインターネット上の秘密のネットワークで、小児性愛に関する複数のウェブサイトを運営していた疑いで、男1人を警察が逮捕したと発表した。これらのネットワークでは、ポルノ動画や写真が世界中に提供されていた。

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 同国南部ボルドー(Bordeaux)郊外で7日に逮捕された40歳の男について検察は、世界中で児童性犯罪と闘う当局者らによって「最重要指名手配犯10人のうちの一人」とみなされている人物だと説明している。

 ボルドー検察によると、容疑者は「児童ポルノ図画・動画の製作で積極的な役割」も果たしていたとみられるという。

 男は取り調べのために拘禁されて以降、近親の未成年者への強姦(ごうかん)と、同じく近親の15歳の子どもへの性的暴行でも予審開始が決定している。男はいずれについても容疑を認めているという。

 事件をめぐっては、仏警察および警察内の反暴力に特化した部局の捜査員らが、欧州警察機関(ユーロポール、Europol)と協力してきた。

 容疑者は、利用者の匿名性を確保するため、特定のソフトや認証がある場合のみアクセス可能となるいわゆる「ダークネット」上に画像を投稿していた。(c)AFP