【7月13日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)は12日、新型コロナウイルスの感染が疑われるケースがあったとして、前週に開幕した大会「MLS is Back Tournament」のD.C.ユナイテッド(D.C. United)対トロントFC(Toronto FC)戦を13日に延期すると発表した。

 両チームの選手の再検査結果が陰性であったことが明らかになったため、MLSは同日午後、この試合を1日遅れで行うと明かした。

 MLSは発表文の中で「両チームは(12日に)新たに検査を受け、2クラブの全選手が陰性だった」「これらの結果に基づき、試合は(13日)午前9時から行われる」と記した。

 MLSによれば、11日の検査で未確定の陽性結果が出た選手と、検査結果が確定的でなかった選手はこの試合に参加せず、もう一度検査を行うという。

「メジャーリーグサッカーはこうした決定を下す際、MLS is Back Tournamentに参加するすべての人の健康と安全を最優先にし続ける」

 約4か月の中断を強いられていたMLSは、W杯(World Cup)形式の今大会でシーズンを再開させたが、今回の試合延期によりさらなる混乱に見舞われることになった。

 出場全チームは「バブル」内で隔離され、試合はフロリダ州オーランド(Orlando)にあるディズニー・ワールド(Disney World)のESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックス(ESPN Wide World of Sports Complex)で行われる。

 大会には26チームが参加するはずだったが、前週FCダラス(FC Dallas)とナッシュビルSC(Nashville SC)の2チームで複数の感染者が確認されたため、両チームとも初戦を前に出場が取りやめになっていた。(c)AFP