【7月13日 Xinhua News】7月4日以降、長江、太湖流域では大雨が降り続き、長江中下流の監利およびその以下の区間、洞庭湖、ハ陽湖(Poyang Lake)、江西省(Jiangxi)の修水、撫河など212本の河川では水位が警戒ラインを超えた。うち72本が安全水位、19本が史上最高水位を超えている。太湖では水位が警戒水位を超える状態が続いている。水害対策の現状に対応するため、中国の水利部は12日午前11時から増水干ばつ緊急対応をレベル3からレベル2に引き上げる。

 水利部の責任者は次のように述べた。緊急対応の引き上げに合わせ、水利部は水勢に対する観測を強化し、予報を連続的に発表し、毎日不定期な協議・研究を行い、判断を下し、長江、太湖流域の水害対策への指導の度合いを強めていく。

 緊急態勢発動中、各級水利部門は気象部門などとの合同協議を強化し、気象観測と予報発表の回数を増やし、洪水警報を速やかに発表する。ダムなどの水利施設に対する科学的調節を強化し、洪水対策に対する圧力を軽減する。ダム、大型堰堤、河川の堤防に対する巡回パトロール、警備を強化し、水利施設緊急対応マニュアルを制定する。緊急事態が発生した場合に水利技術支援を提供するための準備を整え、全力挙げて各種の防犯措置を講じる。(c)Xinhua News/AFPBB News