【7月13日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ワークデイチャリティー・オープン(Workday Charity Open 2020)は12日、オハイオ州ダブリン(Dublin)のミュアフィールド・ビレッジGC(Muirfield Village GC、パー72)で最終日が行われ、コリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)がジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)とのプレーオフを3ホール目で制し、逆転優勝を飾った。

「65」「66」をマークし2日目まで首位に立っていたモリカワだが、この日の最終日は3打差を追う立場でスタート。最初の5ホールで2バーディー、1イーグルを記録し、すぐに首位浮上の糸口をつかむと、バックナインでもさらに3バーディーを奪取。パー4の17番では、8番アイアンを使ったアプローチショットでスピンをかけてピンそば2.4メートルまで寄せると、しっかりとパットを沈めて拳を突き上げ喜んだ。

 モリカワは残り3ホールの時点で3ストローク差をつけられていたが、最終日を首位で出たトーマスは上がり3ホールで2ボギーをたたき「69」でフィニッシュ。この日「66」をマークしたモリカワが通算19アンダーで追いつき、勝負をプレーオフに持ち込んだ。

 プレーオフの1ホール目、トーマスが驚異のパッティングで約15メートルの距離から先にバーディーを奪うと、モリカワも約7メートルのバーディーパットを沈め、ピンチを乗り切った。

 そしてパー4の10番で行われたプレーオフの3ホール目、トーマスはティーショットを右にそらすと木の裏からの2打目を強いられることになり、万事休す。モリカワは最後のパットを沈めて激闘を締めくくった。 

 ツアー13勝目を目指していた世界ランキング5位のトーマスを抑え、自身2勝目を挙げた23歳のモリカワは「最高」とコメント。新型コロナウイルスによる中断からの再開初戦となった1か月前のチャールズ・シュワブ・チャレンジ(Charles Schwab Challenge 2020)では、プレーオフで悔しい敗戦を喫していたが、それを埋め合わせる勝利となった。

 8位タイでスタートした松山英樹(Hideki Matsuyama)はこの日1オーバーに終わり、通算8アンダーの22位タイでフィニッシュした。(c)AFP