【7月13日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)烏海市(Wuhai)と青海省(Qinghai)ゴロク・チベット族自治州瑪沁県(Maqin)を結ぶ烏瑪高速道路の建設が、寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)の青銅峡-中衛区間で急ピッチで進んでいる。同区間は本線の全長が122・9キロで、うちトングリ砂漠を通過する18キロは、同自治区で初めて砂漠に建設される高速道路となっており、2021年に開通する予定となっている。

 同砂漠は地形の起伏が大きく自然環境が劣悪で、植生被覆率が1%未満となっており、風砂(砂嵐)発生日が年間200日以上に達している。施工担当者は砂防フェンスや砂防林などの防護システムを建設し、風砂による道路の侵食防止に取り組んでいる。

 烏瑪高速道路の寧夏回族自治区区間が完成すると、自治区内に南北の大きな輸送ルートができ、京蔵(北京ーラサ)高速道路の交通量を効果的に分散させることが可能になる。(c)Xinhua News/AFPBB News