【7月12日 AFP】フランスの医師14人が11日、新型コロナウイルスの再流行を阻止するためにマスク着用規則の厳格化を求める公開書簡を発表した。

 さまざまな専門分野の医師14人は、仏日刊紙「パリジャン(Le Parisien)」の全国版「オージュルデュイ・アン・フランス(Aujourd'hui en France)」に掲載した公開書簡の中で、人々がソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)という基本的な感染予防策を軽視し始めていると指摘。

 公共施設内でのマスクの着用義務、可能な限りの対人距離の確保、定期的な手洗いを推奨した。

 医師らはマスク着用が不快であることを認める一方で、その重要性を強調。「マスクの着用は、自身を守るだけでなく、皆が着けることでウイルスの拡散を防ぐことにもなる!」と記している。

 仏保健当局は10日、感染者数は現時点では少ないままだが、感染状況は再び悪化し始めていると指摘した。(c)AFP