【7月12日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)の自動運転技術スタートアップ企業、広州文遠知行科技(WeRide)は10日、政府が発行したコネクテッドカーの無人自動運転のテストライセンスを取得し、広州市内の指定区間の公道で完全無人自動運転のテストを開始したと発表した。

 同社関係者は、テストで使われる車両には第5世代移動通信システム(5G)の遠隔操作機能を搭載していると紹介。道路が一時的に閉鎖されて転回や迂回が必要な場合などの非常時には、車両を直ちに遠隔運転に切り替えることができ、運転者は千時間以上の模擬トレーニングを終えていると述べた。

 同社の自動運転車は100台を超え、実際の道路での自動運転テストにより、シミュレーションシステムに48万件のシーンデータと2億件以上の3次元物体タグデータを蓄積している。

 これまで同社が実施したレベル4の公道上の自動運転テストでは、運転の危険が生じる状況でハンドル操作できるように、全ての車両に安全員が乗車していた。(c)Xinhua News/AFPBB News