【7月12日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は11日、内戦下のシリアへの越境人道支援を再開する決議案を採択した。ただし越境できる場所は1か所に限られる。

 シリアにとって最も重要な支援国ロシアは、シリア北部アレッポ(Aleppo)に続くバブアルサラム(Bab al-Salam)国境検問所の閉鎖を求めていた。

 ドイツとベルギーは、バブアルハワ(Bab al-Hawa)国境検問所を1年間越境支援のために使用するとした決議案を提出。1週間にわたった対立と7回の採決を経て、安保理はこの決議案を可決した。

 外交官らによれば、決議案には15か国中12か国が賛成し、ロシア、中国、ドミニカ共和国の3か国が棄権した。(c)AFP