【7月12日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間12日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は56万1551人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも1258万980人の感染が確認され、少なくとも670万6700人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 11日午前4時以降、新たに5318人の死亡と21万7531人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1214人。次いで米国(888人)、メキシコ(665人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに13万4430人が死亡、321万5861人が感染し、少なくとも98万3185人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は7万398人、感染者数は180万827人。以降は英国(死者4万4798人、感染者28万8953人)、イタリア(死者3万4945人、感染者24万2827人)、メキシコ(死者3万4191人、感染者28万9174人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(66人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(55人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3587人、回復者数は7万8623人。

 地域別の死者数は、欧州が20万2231人(感染281万9148人)、米国・カナダが14万3239人(感染332万3207人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が14万1015人(感染326万2842人)、アジアが4万2161人(感染169万7054人)、中東が1万9993人(感染90万5810人)、アフリカが1万2776人(感染56万1797人)、オセアニアが136人(感染1万1126人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP