【7月13日 Xinhua News】中国国有石油大手の中国石油化工集団はこのほど、上場子会社の中国石油化工(シノペック、SINOPEC)が新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で掘削を進めていた油ガス田「順北55X井」の深度が先月30日に8725メートルに達し、陸上油ガス田のアジア最深記録を更新したと発表した。

 同油ガス田は同自治区アクス地区とコルラ市(Korla)との境にある。貯留層の平均深度は8千メートルを超え、アジアの陸上で最も深い油ガス田となることが分かっている。これまでに「超深度水平坑井掘削」技術を用いて深度8千メートルを超える井戸を40本近く掘ることに成功してきた。

 同油ガス田の1日当たり生産量は原油2773・8トン、天然ガス96万4300立方メートルで、6月30日時点の累計生産量は原油206万7900トン、天然ガス6億2500万立方メートルとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News