【7月11日 AFP】ショートトラックスピードスケートの世界女王、ララ・ファンライフェン(Lara van Ruijven、オランダ)選手が10日、27歳で死去したと、国際スケート連盟(ISU)がオランダスケート連盟(KNSB)の話として公式ウェブサイトで伝えた。

 ファンライフェン選手は合宿中に体調を崩し、フランス・ペルピニャン(Perpignan)の病院に2週間入院していた。自己免疫疾患と診断された後、昏睡(こんすい)状態に置かれて手術を受けたが、10日夜に息を引き取ったという。

 ISUのヤン・ダイケマ(Jan Dijkema)会長は、「ララが亡くなったとのニュースを受け、ISUは悲しみに打ちひしがれている」「このあまりにも大きな喪失に、スケート界全体がショックを受け、悲しんでいる」と述べた。

 昨年ブルガリアの首都ソフィアで開催されたショートトラックスピードスケートの世界選手権(ISU World Short Track Championships 2019)で、ファンライフェン選手は女子500メートルを制し、女子のオランダ勢で史上初の世界タイトルを獲得した。(c)AFP