リカルドが高速クラッシュ「ミスだった」 F1第2戦フリー走行
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【7月11日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するルノー(Renault)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)は10日、今週末のシュタイアーマルクGP(Styrian Grand Prix 2020)に向けたフリー走行で高速クラッシュを喫した。
来季からマクラーレン(McLaren)への移籍が決まっているリカルドは、レッドブル・リンク(Red Bull Ring)の第9ターンでマシンをタイヤバリアーに激突させてしまったが、その詳しい原因については説明できなかった。
これには通算2度の総合優勝を誇り、3日前にリカルドの後任としてF1復帰が決定したばかりのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が驚いたとしても無理はない。
リカルドは事故を振り返り、「最初のプッシュラップは第9ターンまで順調だった」とすると、「あれはミスだった。あっという間の出来事で、何が悪かったのか分からない」「ターンインしたらそのまま制御を失ってしまった。F1ではよくあることで、特に珍しくはない。自分は大丈夫だけど、みんなには申し訳ない」と語った。
リカルドのマシンはスピンしながら後ろ向きにタイヤバリアーに激突し、後方部分の大半を損傷した。同選手はコックピットから自力で抜け出すと、よろめきながらもグラベルトラップを歩いていたが、明らかに動揺している様子だった。
その後、サーキットのメディカルセンターを訪れたリカルドは、11日のレースに出走する許可を与えられた。
一方、チームメートのエステバン・オコン(Esteban Ocon)は、何の事故もなく2度目のセッションを10位で終えた。暴風雨の予報が出ている11日の予選が中止になった場合は、このセッションの順位でグリッドが決まる可能性がある。(c)AFP