【7月11日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間11日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は55万6140人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計1236万1580人の感染が確認され、少なくとも659万3400人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 10日午前4時以降、新たに5112人の死亡と22万4319人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1220人。次いで米国(739人)、メキシコ(730人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに13万3542人が死亡、314万4472人が感染し、少なくとも96万9111人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は6万9184人、感染者数は175万5779人。以降は英国(死者4万4650人、感染者28万8133人)、イタリア(死者3万4938人、感染者24万2639人)、メキシコ(死者3万3526人、感染者28万2283人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(66人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(55人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3585人、回復者数は7万8609人。

 アフリカ南部のナミビアでは初の死者が確認された。

 地域別の死者数は、欧州が20万1723人(感染280万3100人)、米国・カナダが14万2335人(感染325万1493人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が13万8337人(感染318万6561人)、アジアが4万1422人(感染165万8293人)、中東が1万9555人(感染89万3896人)、アフリカが1万2633人(感染55万7308人)、オセアニアが135人(感染1万929人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP