【7月12日 Xinhua News】ニュージーランドの養蜂業団体アピカルチャー・ニュージーランドは8日、新華社の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大によって自然食品の需要が高まり、同国のハチミツ業界が急成長していると話した。 

 同団体の最高責任者、カリン・コス氏は、「中国はわれわれの輸出市場のトップ3に入っており、特にこの3年間、中国消費者の間ではニュージーランド産のハチミツ製品、特にマヌカハニーへの関心が高まりつつある」と説明した。

 ニュージーランドが今年輸出したハチミツは、5月末までで4億1300万NZドル(1NZドル=約71円)相当に上り、10年前の4倍を上回った。同国の統計局によると、今年5月のハチミツ輸出量は4900万NZドル相当で、前年同月比53%(1700万NZドル)増となっている。  

 世界中が新型コロナウイルスによる健康危機に見舞われる以前から、ニュージーランドのハチミツは中国、米国、英国、オーストラリアといった海外での需要が高まり、ハチミツ輸出量は過去10年間で急速に増加していた。(c)Xinhua News/AFPBB News