【7月10日 AFP】新型コロナウイルス対策の外出制限を再導入するとの政府発表に端を発するセルビアの抗議デモは9日、アレクサンダル・ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領が方針を撤回したにもかかわらず、3日目に突入した。批判の矛先は今や、大統領のコロナ危機対応全般へと向かっている。

 2夜連続で暴動へと発展したデモだが、9日はおおむね平和的な展開となった。首都ベオグラードの議会前ではデモ隊が「座り込みだ!」「ブチッチはコロナより危険!」などの横断幕を掲げ、路上で座り込みを行った。

 全国各地の主要都市でもデモが実施された。(c)AFP/Miodrag SOVILJ and Sally MAIRS