【7月10日 AFP】世界的流行が続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。大半の症状は約10日で治まるとみられているが、当初は軽症だった患者の一部に、長引く症状が報告されている。正確な理由は分かっていないが、以下が指摘されている。

・サイトカインストーム

 免疫機能がウイルスに過剰反応し、「サイトカインストーム」と呼ばれる連鎖反応を引き起こす。炎症を引き起こし、継続的な症状となる可能性がある。

・血栓
 肺にできる微小な血栓が酸素の供給を妨げ、疲労の原因になる。

・腸の炎症
 ウイルスは腸内の善玉菌に影響を与える恐れがあり、これが症状を長引かせる可能性もある。

・残留するウイルス
 最初の診断以降も長期にわたり、ウイルスに陽性反応を示し続ける患者もいる。

(c)AFP