【7月10日 AFP】昨年の火災で焼損した仏パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)の再建をめぐり、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は9日、尖塔(せんとう)を元の姿に忠実に復元する案を承認した。

 大聖堂の屋根部分をめぐっては、焼損前と同じようなものに復元することを目指し、多国籍の大工や職人で構成されるグループ「カーペンターズ・ウィズアウト・ボーダーズ(Carpenters Without Borders)」が作業に当たっている。全員ボランティアとして参加しており、北部ノルマンディー(Normandy)地方の現場で6日と7日、作業を行った。

 複雑な木製の構造を持つノートルダム大聖堂だが、メンバーらは経済面でも環境面でも元通りに再建可能であることを証明したいとしている。(c)AFP