【7月10日 People’s Daily】中国文化観光省が発表したところによれば、端午節連休(6月25~27日)の全国観光市場の状況は全体として平穏で整然としていた。国内観光客は累計4880万9000人で、国内観光収入は122億8000万元(約1880億円)だった。

 文化観光省は端午節連休期間中、各観光地に対して人数制限や予約制、ピークを避けることを要請した。受け入れ人数については最大受け入れ人数の30%を超さないよう求めた。予約は観光地管理の基本となり、「出かけるときは必ず予約、予約がなければ出かけない」はすでに観光客の常識になっている。

 文化観光省は各地に対し、防疫措置をしっかり講じるとともに、豊富で多彩な宣伝活動を繰り広げるよう指導した。紅色観光(中国革命の歴史に触れる観光)や農村観光、生態観光(環境保護志向の観光)、文化遺産観光、民宿観光が人気を博した。マイカー旅行や家族旅行も引き続き盛んだった。夜間の活動も増え、観光の新たな注目点になった。

「洗練された観光」に関しては文化観光省が宣伝を強化、各地の観光客サービス・センターやチケット売り場、観光地の入り口、主要な通りに「洗練された観光」を呼びかける標識を設置した。人員も配置し、観光客に対し、取り箸を使う、野生動植物を食べない、食事のマナーを守るよう促した。(c)People's Daily/AFPBB News