【7月10日 AFP】(更新、写真追加)米ニューヨークのビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長らは9日、トランプタワー(Trump Tower)前の通りに巨大な「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」の文字を描いた。

 ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)で5月、非武装の黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)さんが警察に殺害された事件を機に、反人種差別デモが数週間にわたって繰り広げられ、「Black Lives Matter」運動に対する関心が高まり、米国内のさまざまな都市では同運動を支持する文字が壁に描かれている。

 この日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領がマンハッタンに所有するホテル前の通りには、黄色のペンキを使って塗装用ローラーで「Black Lives Matter」の文字がでかでかと描かれた。参加したのは、デブラシオ市長のほか、さまざまな団体の10人前後のボランティアや公民権運動家のアル・シャープトン(Al Sharpton)師らだ。

 トランプ氏は、5番街(Fifth Avenue)に登場した文字についてツイッター(Twitter)で言及。巨大文字を「憎悪の象徴」と呼び、「豪華な通りを台無しにしている」と投稿した。(c)AFP