【7月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は55万910人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計1212万3290人余りの感染が確認され、少なくとも646万1200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 9日午前4時以降、新たに5290人の死亡と20万5624人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1223人。次いで米国(946人)、メキシコ(782人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに13万2803人が死亡、308万1383人が感染し、少なくとも95万3420人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は6万7964人、感染者数は171万3160人。以降は英国(死者4万4602人、感染者28万7621人)、イタリア(死者3万4926人、感染者24万2363人)、メキシコ(死者3万2796人、感染者27万5003人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(66人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(54人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3581人、回復者数は7万8590人。

 地域別の死者数は、欧州が20万1290人(感染278万6435人)、米国・カナダが14万1586人(感染318万8126人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が13万5663人(感染311万3598人)、アジアが4万710人(感染161万9036人)、中東が1万9260人(感染87万9503人)、アフリカが1万2266人(感染52万5980人)、オセアニアが135人(感染1万619人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP